第3章 runghcを使う

目次

3.1. フラグ

runghcは、Haskellプログラムをコンパイルせずに実行できるようにする。

3.1. フラグ

runghcのコマンド行はこのようになる

runghc [runghc flags] [GHC flags] module [program args]

runghcのフラグは、プログラムを走らせるのにどのGHCを使うかをrunghcに伝える-f /path/to/ghcと、使い方の情報を印字する--helpである。これが与えられなかった場合、runghcはシステムの探索パスにあるディレクトリからGHCを探す。

runghcは[runghc flags][GHC flags][program args]の境界がどこかを推測しようとするが、間違った場合には--フラグを使うことができる。例えば、runghc -- -fwarn-unused-bindings Fooとすれば、runghcは、warn-unused-bindingsをGHCのパスとして使おうとすることなく、このフラグをGHCに渡す。GHCのフラグがダッシュで始まっていない場合、それに--ghc-arg=を前置する必要がある。そうしなければ、runghcはそれを走らせるべきプログラムの名前だと考える。次のような場合である。runghc -package-db --ghc-arg=foo.conf Main.hs